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2012年9月19日水曜日

Still Alive / Want You Gone / Portal


怒ってなんかないわ
とても正直な気持ち
あなたがわたしの心を打ち砕いたとしてもね
そうして殺したとしてもね


わたしのこと二度も殺そうとしたときのこと憶えてる?
ああ、なんて笑ったことかしら
わたしは笑ってなかったけど

2012年9月6日木曜日

白蛇(はくた)

K市のF弁天には白蛇がいるのだという。
他の取材をしていたときに聞いた話だ。
F弁天というのはいまはさほどのこともないが、一昔前は成田山よりも格が上で参拝者が絶えなかったのだそうだ。いつだったか一度だけ行ったことがあるが、蛇の影も形もなかったと記憶している。
その白蛇は年に一回かそこら一般に公開されるのだという。
「白蛇の像がまつってあるんですね」
以前小耳にはさんで知っていたわたしはそう言った。社のなかのご神体のようなものだと思ったのだ。
「生きているんですよ」
「えっ!」わたしは大声を出した。
人々は当たり前のように、それは大きいのだとか、青大将なのだとか言い合っている。瞳が赤いのだとも。
白蛇。わたしにとってそれは神話の存在だった。
どこで読んだのか、あるいは読み違えたのか、それの読みを「はくた」とおぼえていた。古い日本語だ。はくた、はくた。
突然変異とか、色素欠乏とか、言ってはつまらない。白蛇は八咫烏と同列だ。神の使いだ。赤い瞳。
願わくば、吉祥を授からなくては、我が身の呪いを払わなくては。
それだから、Sの字に見立てた白蛇を、名刺に刷った。瞳は赤く。

2012年9月4日火曜日

エッセイということ

3年ぶりくらいに自作(ただしエッセイ)を書いた。

手書きの草稿 → 大幅に推敲しつつ打ち込んだもの → 枚数の調整など大幅な推敲
と、何稿か段階を経ているが、9割方終わっている。
最後の最後、改行の位置、単語単位の彫琢などになってくると作業は気違いじみてくる。
それが嫌でいままではあまりこだわらなかった。
最近は少し意識が変わった。
構想に2~3ヶ月を要した。月を眺めたり風に吹かれたりしていた。
主題と構成を事前に意識して書いた。
エッセイである以上明確な意図と見せ方がほしく、ブレたりズレたりしたくなかった。

公開するかは未定。

***

ブログを書く意味を見失って久しい。
下書きをいくつも書いては没になっている。
今回は同業者のために書いた。
他の人はどういう風に書いているんだろう? というのは、昔は重要な疑問だった。
独自の方法論を確立すること。その一言に尽きる。
そのためには、色々試すこと。運動してから書く、手で書いてみる、など。
それから、沈思。花鳥風月を眺めること。
今作は水泳後の精神がすべてだった。